Hnsky速攻マニュアル (2006/10/1 7版)   presented by  「黒ひげの星空探訪ブログ」 「黒ひげの星空探訪」 

フリーの星図ソフトHnskyは非常に高機能でかつ便利な機能を備えています。

ソフトの日本語化を行いましたが、まだこの使い方が知られてないので解説しようと思います。
すでにインストールされ基本機能をご存じの方は「
Hnsky実用マニュアル」を見て下さい。

解説する項目は順次追加していこうと思っています。
1.インストールの方法
2.初期設定
3.一般的な表示設定と天体メニューの設定
4.基本的な画面操作


1.

インストールの方法
a. ネットからダウンロードする方のインストール方法
  インストールには以下のファイルが必要です
1.hnsky230_large.exe   (Hnskyインストーラです)        ダウンロードはこちらから(40MBあります)
2.japanese.ini       (コマンドの日本語化ファイル)     ダウンロードはこちらから2,3,4をまとめて落とせます
3.Common stars Japanese version.sup    (星名の日本語化ファイル)
4.
Constellations Japanese version.sup    (星座の日本語化ファイル)

ダウンロードした
hnsky230_large.exeをダブルクリックして実行します
(Hnskyをインストールするフォルダーを聞いてきますのでC:\Program Files\hnskyを指定して下さい)
ウィンドウズのデスクトップにHnskyのアイコンが追加されますので、右クリックしてプロパティを表示させ
「リンク先を探す」を選択してインストールしたフォルダーを表示させておきます。

すでに日本語ファイルが入っていますが、今回改良した日本語化ファイルを用意しましたので
上の2.3.4.の日本語化ファイルをインストールしたフォルダーに上書きコピーして下さい

12等星まで表示出来る
ティコ2星表が内蔵されていますので普通に使用するには十分ですが、15等まで表示できるGSCカタログ(Binary)をこちらからダウンロードして使うこともできます。
元の
GSCカタログは北天と南天でCD-ROM2枚分の大容量ですが、HnskyとCielで利用可能なBinary化することにより290MBになりましたのでYahooブリーフケースに分割して登録してあります。ダウンロードの仕方は「最初に読んでね.txt」に書いていますのでよく読んで落としてみて下さい。

これで準備はOKです。
デスクトップのHnskyアイコンをダブルクリックして英語のHnskyを立ち上て日本語にする指定をします。
   
b. CD−Rで提供を受けた方のインストール方法
 

システムフォルダーにDLLファイル等を転送しないので、圧縮されたZIPをハードディスクのフォルダーに解凍コピーすることで
インストールをします。
CD-Rには4つのZIPファイルが入っています。 
    Ciel.zip   Cielフォルダー              解凍後132MB
    hnsky.zip   Hnskyフォルダー             解凍後132MB
    GSC.zip   バイナリーGSC-ACT        解凍後519MB
    sac.zip     9220非恒星天体FIT画像  解 凍後267MB

最初に次のhnsky.zipファイルをハードディスクのフォルダーにコピーして下さい。
    hnsky.zip  ----> C:\Program Files

コピーしたらその場所で解凍すると以下のフォルダーができあがります
    C:\Program Files\hnsky

ここまでの作業でHnskyは使うことが出来るようになりました。
ただ起動するのにフォルダーの中まで行くのは面倒ですので
    C:\Program Files\Hnsky\hnsky.exe
のショートカットを作成してデスクトップに貼っておきます。

次にHubble Guide Star Catalogをハードディスクに入れます。

次の2つのZIPファイルをハードディスクのフォルダーにコピーして下さい。
    GSC.zip   ----> C:\
    sac.zip ----> C:\Program Files\Ciel

  コピーしたらその場所で解凍します。
  それぞれ以下のフォルダーができあがります
    C:\GSC
    C:\Program Files\Ciel\sac

これで準備はOKです。
デスクトップのHnskyアイコンをダブルクリックして英語のHnskyを立ち上て日本語にする指定をします。

   

2.

Hnskyを起動して初期設定する         (Page Top)
  最初に起動すると全て英語表示になっていますので、「File」メニュー→Settingを指定します。
 
   
  SettingメニューのLanguage file欄で▼を押しJAPANES.INIを選択します
 
   
  次にcolorsタグで色と表示フォントを指定します、「MS Pゴシック」フォント指定の際に「書体の種類」には日本語を選択してください
この画面のとおり指定してSaveまたは保存ボタンを押します。
 
   
  画面を見るともう日本語で表示されています。
次は星名と星座名の日本語にするため「天体」メニューを表示して下のように設定します
 
   
  次は観測場所の設定です、「ファイル」メニュー→「環境設定」を選びます
観測場所の経度・緯度を指定してください(地図をクリックすると概略位置が入ります)
 
   
  次に使用するカタログや画像のフォルダーを環境設定メニューで指定します
始めにコピーしておいたGSCカタログのフォルダーを指定します。( 欄内でダブルクリックすると選択画面が表示されます)
 
   
  次にFITS画像のフォルダーを指定します。
ここまでで初期設定は完了です、以下はHnskyを使用しながら変更すればいいでしょう
 
   
  通常はこの表示設定でいいでしょう
 
   
  ここまでくればHnskyのインストールと初期設定は完了です。
各メニューの文字または枠のところでマウスカーソルをしばらく止めておくと解説が表示されます
   

3.

一般的な表示設定と天体メニューの設定         (Page Top)
a. 表示設定
  普通に使う場合の「表示設定」メニューは以下の通りでいいと思います。
星座名は次のbで日本語星座ファイルを指定して表示しますので「星座名の英語表示」にはチェックを入れないで下さい。
   
   
b. 天体メニューの設定
  普通に使う場合の「天体」メニューは以下の通りでいいと思います。
 
星図の画角に応じて恒星の大きさバーを調整して下さい
星図の画角に応じてラベル表示光度バーを調整して下さい
小惑星を検索したり表示する場合にはチェックを入れます
彗星を検索したり表示する場合にはチェックを入れます
Deepsky level 1 メシエなど有名な267天体が収録
Deepsky level 2 メシエ他NGC・ICなど2600天体が収録
Deepsky level 3 大きさ1分、15.5等以上の26000天体を収録
   

4.

基本的な画面操作         (Page Top)
a. 視野の拡大縮小と移動
画面中央を基準に拡大をするにはメニューバーの「拡大」またはボタンをクリックします
画面中央を基準に縮小をするにはメニューバーの「縮小」またはボタンをクリックします
部分的に拡大したいときは、その範囲をマウスの左ボタンを押しながら動かすと表示される矩形で囲むことで拡大されます
   
星図の表示を赤道モードと地平モードの切り替えるには「表示設定」メニューで切り替えます
星図の上を天の北にする(赤道モード) 
星図の上を天頂にする  (地平モード) 
表示されている星図内で視野移動するには、星図上でマウスの右ボタンを押すとそこが画面中央に移動されます。
表示されている星図の隣に移動したい場合はカーソルを星図の端に近づけると矢印に変わるので左ボタンを押すことによりその矢印方向の隣に移動します。
赤経、赤緯を指定してダイレクトに移動するには、「表示設定」メニュー「視野移動」を選ぶかボタンをクリックすると 入力ウィンドウが開きますので。赤経・赤緯を入力して移動ボタンを押すとダイレクトに移動します。
また
ボタンを押すと地平モードに切り替わり北天、西天、南天、東天、天頂に向けることが出来ます。
 
ボタンを押すと視野の拡大縮小や移動をさかのぼる事が出来ます。
   
b. つづく
   

なおこのページに直リンクすることはOKです、承諾のメールも必要ないです。
ただし実際に使用して書いてはいますが、内容について保証してないことを申し添えておきます。

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